AIセクシー寿司のマジレスに見る、ガチャの変なおもちゃ理論
ポン出し動画に集まるマジレスから気づいた、AIとの気楽な付き合い方
話題の動画生成AIのSeaDance2.0。
Xで「セクシーにカルボナーラを作る」というプロンプトが出回っており、クリエイターたちがセクシーにカルボナーラを作っています。
ふと、私の大好物の海老に置き換え「セクシーに海老の寿司を握る」に変更したらどうなるだろう? と思い、さっそく試してみました。
トークンを消費して生成ボタンをポチるのは、当たりがでるのかハズレか出るか分からない、本当のガチャを回す感覚。
出てきたものは、全体的に整ってはいるものの、所々が少しおかしいセクシー寿司動画でした😆
私は、ガチャから出てきた変なおもちゃを友人に見せるような感覚でシェアしました。
ところが、その投稿に対して、真面目なコメントが寄せられることになります。
日本人はビールを飲むと胸が揺れるのか? シャリの上にシャリはやばい。 包丁の柄で、背わたとってる。 寿司を握る前に髪や身体触るの不潔!
これらのコメントを眺めていて、私は「なぜ、ネタ動画にマジレスするのだろう?」と思いました。
そこで考えたのが、発信する側と受け取る側の「前提の大きなズレ」なのかなと。
「変なおもちゃ」か、それとも「映像作品」か
マジレスをしてしまう人たちは、この動画を世に出すための映像作品・ショートフィルムとして見てしまっているのかなと。
もしこれが、企業のテレビCMや商業アニメであれば、手足の描写や包丁の持ち方、衛生面のリアリティは当然ツッコミの対象になります。だから彼らは、現実世界の正しい定規を当てて「ここが間違っているよ」と指摘してくれているのだと思います。
しかし、私が今回投稿したのは、コストをかけて何度も修正を繰り返したマスターピースではなく、言うなれば、新発売のガチャを回したら出てきた、ちょっと造形の変なおもちゃ。
300円のガチャから出てきた、絶妙にズレているキャラクターフィギュア。
それに対して、虫眼鏡を取り出して「骨格の構造が医学的に間違っている」と怒ったり、「塗料の色が実物と違う」と詰めるのは、少し野暮ですよね。
それと同じで、この動画は「AIが一生懸命セクシーに寿司を握ろうとしてバグった」という、変な造形も楽しむものなのです。
元プロンプトに隠された「プロの領域」とか「試行錯錯」
そもそも、今回私がやったのは、元となる「セクシーにカルボナーラ」のプロンプトをほんの少しアレンジして、1発ポン出ししただけ。
たったそれだけで、ここまでのクオリティが出力されること自体が、とんでもなく凄いこと。ベースのプロンプトを作った方が、どれだけのトークンと試行錯誤を重ねたのか……。
エラーを完璧に無くすのは、大量のコストを溶かして挑む「プロの領域」です。まずはその元プロンプトの技術を大いに称えたいです。
その上で、寄せられた「ここがおかしい!」という鋭い観察眼。これも実はAIを触る上でめちゃくちゃ大事な視点だったりします。
もし「柄で背わたを取るなんて!」と思ったら、じゃあどう指示すれば正しく包丁を使ってくれるのか? 「不潔だ!」と思ったら、どうすれば身体を触るなどのアレンジをしないか。
そうやって、気づいたバグを自分の手で直そうとAIをいじってみると、「なるほど、AIはこういう言葉でよしなにしがちなのか」という新たな発見があって、これが実務にも活きるすっごい良い勉強になるんです。
もっと気楽に、カオスを笑おう
「AI=すごい技術」という先入観があるからこそ、エラーを見つけると「指摘しなきゃ」というスイッチが入ってしまうのかもしれません。
次にこういうちょっとおかしなAI動画が流れてきたときは、「なんだこの変なおもちゃ(笑)」と適当に笑い飛ばしたり、自分でいじってみる。
過渡期にあるAIコンテンツは、それくらい気楽に、面白がりながら付き合っていくのがちょうどいいんじゃないかな、と思います。








アスカさん、はじめめして。私も試してみようと思いました。ありがとうございます。
マジレスは、あえて、マジレスするというボケなのかもしれないです😂
それはさておき、そこからの改善ポイントへの着眼点が前向きでいいなぁと思いました。
楽しいコメントありがとうございます🤣
自分がもしもクレーマーならどこを突くか、という視点が実務でも活かせそうだなと思ったマジレス騒動でした😊